産学交流の深化と、若い学生たちが創造力とサステナブルな思考で建築の未来を切り拓くことを目指し、友士股份有限公司は公益社団法人日本建築家協会(JIA)副会長・近畿支部長である松尾和生氏を台湾に招きました。講演は10月28日に国立成功大学建築学系、10月29日に国立台湾科技大学国際ビルで開催され、「⽂化・伝統から環境社会へのinnovation」をテーマに、松尾氏の建築理念と代表作品を紹介し、日台間の建築および文化分野における交流と対話を促進しました。
夢と創造力を持ち、人と自然をつなぐ建築を
松尾氏は日本文化に根ざした「禅」の精神を基盤に、自身の建築理念の起源と実践について語りました。彼の作品は、日本の伝統建築や文化から深い影響を受け、自然光の変化や四季の移ろい、地域環境や歴史的背景、文化的意味を理解しながら、自然・風景・人文を融合させ、建築と環境が共生する調和の美を表現しています。 さらに、建築的思考がどのように設計の細部に影響し、人々の心に響く「愛される建築」を生み出し、幸福をもたらすかを紹介しました。
松尾氏は学生たちに対し、創造力を大胆に発揮し、社会と国家の進歩を牽引する建築家になるよう励ましました。最後に、日本の思想家・吉田松陰の名言を引用し、学生たちにエールを送りました。 「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし。」 若者が夢と理想を抱くことこそ、優れた人間性と感動を与える建築家になるための第一歩であると強調しました。
産学・文化の融合で、持続可能な建築の未来を創造
講演には建築関連学科の教員・学生が多数参加し、会場は熱気に包まれました。松尾氏は参加者と近距離で交流し、活発な質疑応答と深い議論を通じて、多様な視点と新たな発想を生み出しました。 株式会社友士の代表取締役社長・加藤純子は現場にて挨拶し、成功大学および台湾科技大学建築学科の協力に感謝を表しました。また、協力パートナーである**Union Co., Ltd.**中国地区総経理・帶川海氏、営業開発部宣伝広告課長・中井慎太郎氏が来台し、イベントの円滑な運営に尽力しました。
建築設計は単なる空間創造にとどまらず、環境配慮と、社会進歩を更に推進する重要な力です。今回の講演を通じて、学術界とビジネス界の交流を促進し、学生たちに建築革新と文化の多様な視野を提供しました。私たちは今後も社会と環境の持続可能な発展に貢献し、各業界と共により幸福な未来を創造してまいります。
▍建築家プロフィール
松尾和生(Kazuo Matsuo)
株式会社 日本設計(Nihon Sekkei, INC. Fellow)フェロー
公益社団法人 日本建築家協会 副会長/近畿支部長(JIA登録建築家)